社員食堂「Sha・shock スマイル」

楽しい食事は働く意欲を高めてくれる。「どこにもない社員食堂」をめざして。

岐阜車体工業は2013年の創業70周年を機に、品質、環境、福利厚生など13のテーマからなる改革プロジェクト「チャレンジ80」を打ち出し、さまざまな取り組みを実施しています。そのひとつが「来るのが楽しみになる会社に」との理念に基づいた新社員食堂のオープン。当社社員と各分野の専門業者様がプロジェクトチームを立ち上げ、意見を出し合いながら足かけ2年の歳月をかけて完成させました。

マンガ社員食堂誕生物語

色×光×木が溶け合った、心と身体の健康をはぐくむ空間。

2013年6月にオープンした社員食堂「Sha・shock スマイル」のテーマは「体と気持ちが元気になる食堂」。ホワイトと木目をベースに、アクティブさを表すレッドや落ち着いたブルーなど24種類もの色を巧みに用い、心身のコンディションを整える空間に仕上げました。吹き抜けの開放感と窓から降り注ぐ自然光、そしてリーフキャンパスの眺めが癒しも演出しています。また、大型スクリーンも備えており、社外のお客様をお招きしてのイベントなど、多目的に利用することができます。 

◆社員食堂「Sha・shock スマイル」の概要

席数 440席(ホール面積1,143m²)
設備 ホール、多目的スペース
オープン日 2013年6月12日
※利用は原則、従業員のみ。

毎日の食を通じてサポートする従業員の健康づくり。

そんな唯一無二の空間で味わえるのは、四季折々の野菜をたっぷり取り入れたバラエティ豊かなヘルシーメニュー。定食や丼もの、麺類に加え、シェフが目の前で調理してくれるライブメニューやデザート、焼きたてベーカリーもあり、従業員に選ぶ楽しさを提供しています。

  • 野菜たっぷり
    メニューは専属の管理栄養士によるオリジナル。おいしく、栄養バランスの取れた品々が並びます。
  • 華やかな盛り付け
    野菜をたっぷり使うことで、彩りや季節感という楽しみもプラス。食事の満足度がさらにアップします。
  • 五感を刺激
    日替わりメニューは入口のモニターで表示。カウンター越しに運ばれる調理の音やにおいも食欲を誘います。
  • カロリーを表示
    会計時、その日に食べたメニューのカロリーをレシートに表示。健康に対する意識向上につなげています。
  • みそ汁は無料
    食堂はコミュニケーションの場。お弁当を持参している人も利用しやすいよう、みそ汁を無料で提供しています。

設計担当者からのメッセージ

24もの色を取り入れた チャレンジングなデザイン。 思い残すことはない… 私自身もそう思えるプロジェクトです。

伊藤孫左衛門さん
スペースクリエーター建築デザイン事務所 建築家

岐阜車体工業の社員食堂プロジェクトは、私にとって特別な思い入れのある作品となりました。設計にあたって、私がテーマとしたのは「体と気持ちが元気になる食堂」です。これは、計画初期からご提示いただいていた「勤めるのが楽しみになる会社」という基本骨子を発展させたもので、実現のためにさまざまな“仕掛け”を取り入れました。24種類の色を取り入れたデザインや、まるで絵画のようなリーフキャンパスの眺め、メニュー選びをより楽しくする円形のカウンターなどがその一例です。中でも、ひとつの空間に24種類の色を取り入れたデザインは、私の建築家人生において初の試み。活力を感じさせる色、リラックスさせる色、コミュニケーションを表す色…さまざま色のチカラをバランス良く取り入れながらも、単なるインパクトにとどまらない“心地良さ”“豊かさ”を演出するのに苦心しました。
本プロジェクトを通じ、改めて岐阜車体工業は世界に誇れるモノづくりと従業員を大切にするあたたかさ、地元に密着した優しさが共存する企業だと肌で感じてきました。それだけに、完成した社員食堂で従業員の皆さんの笑顔を見た時の喜びは格別でしたね。「Sha・shock スマイル」が皆さんにとって心の拠りどころとなり、会社の明るい未来の一助となることができれば、建築家としてこれ以上の幸せはありません。

2014年3月にはガーデンも誕生!

社員食堂の隣に2014年3月、ガーデンが誕生しました。岐阜車体工業を長年見守り続けてきた「お稲荷様」をテーマに、1年中豊かな緑を楽しめるような植栽や遊歩道を配した、遊び心とやすらぎを感じていただけるスペースです。こちらは伊藤孫左衛門さんと、イギリスでランドスケープ・アーキテクチャーを学んだ娘の伊藤恵さんの共同設計によるもの。ただ眺めるだけでなく、食後の散歩や歓談など、従業員の憩いの場として親しまれています。

動画で見る岐阜車体の社員食堂