環境への取り組み
基本方針
私たちは、基本理念「お客様第一・社会への貢献・人間尊重」のもと、環境保全が人類共通の重要課題であることを強く認識し、地域社会から地球規模に至るまでの環境の保全を目指して活動します。
活動方針
私たちは、自動車車体及び自動車部品の製造に関係する総ての活動において、地球環境に影響を与える側面を明確に捉え、継続的な環境負荷の低減を目指して、以下に示す活動を実施します。
- 地球環境の保全のため、継続的に改善活動を実施し、汚染の予防に努めます。
- 会社の環境側面に関係して適用可能な法的要求事項などのほか、会社として受入れを決めたその他の要求事項を遵守すると共に、社内基準,業務手順を整備し、環境保全に努めます。
- 活動を推進するために、環境保全推進組織を構築し、環境管理体制の強化を図ります。
- 会社の事業活動が環境に影響を与える以下の項目について活動を実施します。
- ①地球温暖化防止のための、工場、オフィスの使用エネルギー節減に関すること。
- ②資源の有効活用のための、排出物の削減と再資源化に関すること。
- ③環境汚染の防止を図るための、化学物質等の的確な管理と低減・異常時のリスクアセスメントに関すること。また、会社が提供する製品、サービスなどに関連し、影響を及ぼすことができる側面についても考慮します。
- 環境問題改善に有効な新技術,新製品は、積極的に利用するよう努めます。
- この環境方針達成のため、全社及び部署毎に目的・目標を設定し、全部署全社員あげて、環境マネジメントを推進します。
又、目的・目標を定期的に見直し、必要に応じて改定を行います。 - すべての社員に対して環境に関する教育・訓練を行い、意識向上を図るとともに、一人ひとりが広く社会に目をむけ、自ら責任を持って環境保全や自然共生活動を遂行できるよう啓発し、支援を行います。
ISO14001認証取得
2000年10月に、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得しました(登録番号:JAER0192)。

登録番号:JAER0192

環境指標



環境取り組みプラン
持続可能な社会の実現に向けて、長期視点で環境負荷削減にチャレンジする「トヨタ車体グループ 長期環境ビジョン」に基づいて、それらを達成する具体的な実行計画として5年毎に定める環境取り組みプランを策定し、環境保全に取り組んでいます。
トヨタ車体グループ 第7次環境取り組みプラン(2021~2025年度)では、昨今の地球規模の環境問題に対して「脱炭素社会の構築」、「循環型社会の構築」、「自然共生社会の構築」の3本柱で取り組みます。
特に脱炭素社会の構築に向けて、クルマの生産時のエネルギー使用量の削減を加速します。具体的には、生産時のCO2目標を従来の「台当り原単位」から「排出量」に変更し、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めます。
◆脱炭素社会の構築
工場CO2ゼロチャレンジ
項目 | 目標および実施事項 |
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生産活動におけるCO2排出量の削減 | 2013年度比 GI目標▲40% TY公開目標▲30% |
再生可能エネルギーの導入 | 太陽光発電による再生可能エネルギーの導入 |
◆循環型社会の構築
循環型社会・システムの構築
項目 | 目標および実施事項 |
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生産活動における廃棄物の低減 | 資源投入量と廃棄物量の最小化 |
水環境インパクト最小化
項目 | 目標および実施事項 |
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生産活動における水使用量の低減 | 日常改善とライン更新時の節水技術導入 |
◆自然共生社会の構築
人と自然が共生する未来づくり
項目 | 目標および実施事項 |
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生産活動におけるVOC※の低減 | 塗料使用量の低減 |
生物多様性保全 | 企業の森活動による森林整備と自然学習 |
※VOC:揮発性有機化合物
環境の取り組み環境経営(マネジメント)
環境取り組みプランの活動推進にあたっては取締役専務役員を委員長とした環境管理組織で構成し、方針の策定や活動の進捗状況の共有、課題や解決策の検討を関連部署と連携して着実な推進を図っています。
環境マネジメント
項目 | 目標および実施事項 |
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連結環境マネジメントの推進 | 環境法令遵守とリスク未然防止活動の徹底 グローバルな製品化学物質管理 |
環境教育の充実と推進 | 従業員教育の充実 受入れ時、階層別への教育の実施 |
環境情報の開示とコミュニケーションの充実 | 環境保全取り組み結果、内容の継続開示 地域社会とのコミュニケーションの充実 |
主な取り組み
「脱炭素社会の構築」
ライン新設・改装等に合せた低CO2生産設備の導入、非稼働時ロスを最小化するなどの日常改善や再生可能エネルギーの導入を推進しています。
「循環型社会の構築」
新技術の導入、日常改善による廃棄物低減や水を含む資源の有効利用活動など積極的に推進しています。
「自然共生社会の構築」
環境負荷物質であるVOC低減に向けて塗装工程の塗着効率向上、塗料・洗浄シンナー削減を推進しています。
企業の森活動を通じて、自然や多くの生きものと関わり、環境を維持するため自然と共生する環境学習などを行い、人づくりを図っています。
「環境経営(マネジメント)」
トヨタ車体グループや地域と連携したマネジメント体制を整備し、ISO14001の取得や環境リスクの未然防止活動を取り組んでいます。
また環境取り組みの活性化を狙い、啓発活動等を積極的に展開しています。
世界各国で化学物質への規制が強化されています。当社ではこれらの規制に対応するため、化学物質管理の仕組みを構築し運営しています。